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渋谷のでかい交差点で、僕は、俺は、私は

ぐでたまちゃんのかわいさ ~プリケツの化身~

こんにちは。

Ryoです。

今回は、大好きなぐでたまちゃんについて、思いの丈を綴ろうと思う。

では早速。






私は、ぐでたまちゃんが好きだ。
いつから好きになったのかはもう覚えていないが、本当に大好きだ。

思えば、小さい頃からディズニーよりサンリオ派だった。
妹が両親に買ってもらった「ハローキティテレビパソコン」は、ほとんど私がプレイしていた。
付属のビデオも何度も視聴し、15年弱経った今でもその中で歌われていた曲を普通に歌えるほどだ。

サンリオピューロランドにもずっと憧れていた。
当時青森に住んでいた私は、シナモンくんやキティちゃんの着ぐるみがわちゃわちゃと動いている姿に感動したものだ。

ぐでたまちゃんを好きになった時点では、それがサンリオのキャラクターであることは知らなかった。
あとからTwitterの公式アカウントでサンリオのキャラクターだと知ったときは、もうサンリオに運命を感じるしかなかった。

しかし、見た目や言動がサンリオらしからぬキャラクターであるのに、なぜこんなにもぐでたまちゃんは人気なのか。

今回はそれについて、私の思うところを3つほど話していきたい。



1. 現代人に寄り添う発言

一番の要素はこれだろう。

思えば我々は、サンリオやディズニーのような可愛らしいキャラクターに対して、夢を見せてくれることを期待している。

しかし、夢とはときに残酷に、我々の心に突き刺さる。

「なぜ現実はこんなに虚しいのか、夢の中はこんなにも素敵なのに……」

ふと我に返ると、そういった苦悩が我々を苛み、夢とは反対側の世界へ引きずり込まれていく。

そんな現代人に向けて、夢とは反対側の世界へ引きずり込まれた先にいるキャラクターとして、ぐでたまちゃんは人気を博した。

何を隠そう、彼(彼女?)の吐くセリフは、どれもこれも現実的で、シブいのだ。

「価値って誰が決めるの?」

「しがらみが多い…」

「個性って何?」

どのセリフも、我々現代人が常日頃感じていることを代弁してくれている。

本当にその通りだ。

「価値って誰が決めるの?」という問いかけに対して、我々は黙り込むことしかできない。

自分の価値がすべてか?誰かの価値がすべてか?自分と誰かの価値が半々か?最終的な決定権は誰にあるのか?

1つの討論さえ可能なほどの深い問いかけに、我々はなすすべもなくただプリケツを拝むのである。


「しがらみが多い…」というセリフは、私が以前投稿した「殖えすぎた人間」にて話したことをシンプルに表現してくれている。

忖度だの左翼だのなんだの、そういったしがらみが常に我々の周りを付きまとい、足枷となる。

きっと今日も日本中で足枷に足元をとられてつまずき、目の前のプリケツを拝むことさえ許されない人々が生活していることだろう。


「個性って何?」という問いかけは、現代人の愚かな姿に対して警鐘を鳴らす言葉だ。

個性って何だと思う?

人に迷惑をかけるほど馬鹿騒ぎできることか?

ルックスの奇抜さか?

自分が何者なのか、今一度考える機会をくれる言葉である。

このように、従来のサンリオのわちゃわちゃした感じとは打って変わって、孤独に人生と向き合い、たまにはプリケツを向けて逃避するたまごの姿が、現代のしがらみに疲れきった人々の心を打ったのだ。

ぐでたまちゃんのボイス付きLINEスタンプを購入した方ならわかると思うが、あのギュミュミュっとした声から呟きが繰り出される様は、愛らしい以外に形容する言葉がない。

是非一度、人生を悟ったたまごに一言かけてもらってはどうだろうか。



2. 芸術とも呼べる圧倒的なプリケツ

もう1つの大きな要素、それは圧倒的なプリケツである。

下世話な話だが、私は尻が好きだ。

胸や足や腹ではなく、尻が好きだ。

何のとは言わないが、とにかく尻が好きだ。

ぐでたまちゃんのプリケツは、そんな私を釘付けにした。


私は、人の人生は尻に出る、と思っている。

いくら顔や服装を繕っても、その人の本性は尻に出る。

普段何を食べて、どうやって歩いて、どういう生活をしているのかが一番出るのが尻だからだ。

尻は口ほどにものを言うのだ。

それを踏まえてぐでたまちゃんのプリケツを見ると、あんなに俗世をぼやいていながら、これでもかというほどにテカテカツヤツヤだ。

このことからぐでたまちゃんは、ぼやきながらも自分の思い描く人生を送り、楽しんでいるのだろう。

ストレスだのハラスメントだの最近うるさい世の中において、あのプリケツは尊敬に値する。

我々も、あんなプリケツを目指して生きていくべきなのだ。

そのプリケツだが、ぐでたまちゃんは普段こちらを向いているので、あまりお目にかかれない。

もし見せてくださっている際は、ぜひ拝もう。


3. フォルム

いやーーー。

結局見た目。

人もキャラクターも、結局これは変わらない。

人間って残酷な生き物で、見た目から入って好きにならなきゃ中身とか知ろうとしないから。

だってやばくない?

たまごだよ?

たまごに足生えて座ってんだよ?

普通好きになるでしょ!

あああああああのほっぺたをぐにぃってして、「ほっといてください」って言われたい…

愛くるしい見た目だけで、好きになる理由なんて充分なんだよ!






以上が、私が考えるぐでたまちゃんが人気を博した理由。

大変知能レベルの低い内容になってしまったが、実際のところこういうのがほとんどだろう。

苦労の絶えない現代を生きる我々の分身、たまごの化身、そしてプリケツの教祖「ぐでたま」。

みなさんもぜひ一度、興味を持ってみてはいかがだろうか。






今回はここまで