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渋谷のでかい交差点で、僕は、俺は、私は

【TCG】ドローの気持ちよさ ~海底鬼面城で快感を共有しよう~

こんにちは。

Ryoです。

今回は、山札からカードを引く行為である「ドロー」の気持ちよさについて語っていく。

特にあなたのためになる情報はないと思うけど、少しだけお付き合いください。





では行こう。







「ドロー」

基本的に、山札(ライブラリ)の一番上から1枚だけカードを取って、手札に加えることを指す。

カードゲームのプレイヤーなら、毎ターン絶対に行っている行為だ。

「ドローフェイズ(遊戯王)」や「ドローステップ(バトスピ)」等、ドローという行為のためだけのタイミングが存在するほど、カードゲームでは重要視されている。

なぜかというと、カードゲームは基本的に手札の中からしかカードをプレイできないので、その選択肢が増える行為というのは勝敗に大きく関わってくるからである。

また、「トップ解決」と呼ばれる、デッキのトップ(一番上)から劣性を1枚で覆すカードを引いてくるという主人公のようなアクションを可能にするのもやはりドローである。

カードゲームプレイヤーである以上は、ドローとは切っても切れない縁があると言えるだろう。


しかしドローは、ターンの初めの1枚だけではない。

「ドローソース」と呼ばれる、山札からカードを引く効果を持ったカードにより、手札を更に増やして相手より優位に戦うことも可能なのだ。

手札のことを「ハンド」と呼び、手札枚数の優位性のことを「ハンドアドバンテージ」と呼ぶ。



今回話したいことは、この「ハンドアドバンテージ」についてだ。

基本的にドローソースは、そのコスト通りの枚数だけカードを引き、手札を増やす。

たとえば、「カードを2枚ドローする」というカードがあった場合、そのカードを手札から使って2枚引くので結果的に手札は1枚増えることになり、ハンドアドバンテージ+1となる。

しかしカードゲームには、通常ではあり得ない枚数ドローできる効果を持つカードが存在する。

真っ先に思い浮かぶのは、こちらの「ハイパーライブラリアン」

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シンクロ召喚をするたびに1枚ドロー」という効果を持っているので、同ターンにシンクロ召喚を繰り返し、30枚ほどの山札をほとんど引ききることができる。

私は、このライブラリアンを使ったソリティアが本当に大好きだ。対戦相手のいない寂しい夜でも、カードゲームが楽しめるのだから。

最終的な手札は20枚弱。遊戯王の手札は5枚が基本なので、いろいろ省いて簡単に言ってしまえばハンドアドバンテージ+15となる。


もう1つ紹介。

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手札を1枚捨てて3枚ドローという破格の効果。

複数体並べて、数ターンにかけてドローを繰り返すことで、最終的な手札は20枚弱にまで増える。

ポケモンカードはハンドアドバンテージが数字としてわかりにくいが、凄まじいアドバンテージであることに違いはない。

このエンニュートも、私の大好きなカードの1枚である。




このように、いろんなカードゲームにおいて、山札を引ききるレベルのドローを実現するカードが実際に存在する。

そういうカードを多用していると、だんだんドローという行為そのものに楽しさや気持ちよさを感じるようになる。

1枚ずつ手札に加えるのも良し、引く枚数を一気に取って手札に加えるのも良し、1枚ずつテーブルの上に取ってから引き寄せるように手札に加えるのも良し。

やがて山札より手札の方が多くなり、実質山札を見ながら戦っている状態になる。

消費しきれないほどの手札を広げて眺め、順番を並び替えてみたり、シャッフルしてみたり……。

「ハンドアドバンテージ」に関わるあらゆる行為が、気持ちよさを伴って襲いかかってくる。

そういう風になってしまう。


だってそうだ。

バスケットボールが好きな人は、シュートを決めるのが気持ちいい。

野球が好きな人は、思いっきりスイングするのが気持ちいい。

ボウリングが好きな人は、ストライクをとるのが気持ちいい。

それと同じように、カードゲームが好きな人は、たくさんドローするのが気持ちいい。

当然のことなんだ。


そんな私から、これを読んでくださっているみなさんに、1枚のカードを紹介したい。

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自分のターンの始めに、対戦相手と自分がカードを引ける効果を持っている。

ゲーム開始直後から使えるカードで、4、5ターン残ればかなりのドローになる。

複数枚並べることもできるので、「海底鬼面城」で「海底鬼面城」を引いてきて、また「海底鬼面城」を引きにいくという動きもできる。

私がデュエルマスターズをメインに遊んでいた頃は、所持していた12枚の「海底鬼面城」を常に全て何らかのデッキで使っていたほど、私はこのカードが大好きだ。

でもこの「海底鬼面城」は、ただたくさんドローするだけのカードではない。

前述した通り、"相手も同じ枚数のドローが可能になる"のだ。

これはつまりどういうことか。

そう、「気持ちよさの共有」である。

本来なら争うべき対戦相手と、快感を共有できるのだ。

こんなに素晴らしいことを、たったの1マナで行えて本当にいいのか!?

いいや!

たったの1マナで行えることに感謝して、我々は海底鬼面城を使い倒すべきだ!!(1マナというのは、デュエルマスターズの中でも最低のコスト)

私はこのカードを生み出したクリエイターを、心の底から尊敬している。

ありがとう、鬼面城。











カードゲームはコミュニケーションのゲーム。

相手と楽しさ、難しさ、そして気持ちよさを共有できるようになれば、より一層カードゲームの深みにハマっていけるだろう。

ぜひみなさんも、たくさんドローしてみてはいかがかな?







今回はここまで。