【TCG】デッキ構築のトレードオフについて
こんにちは。
Ryoです。
ブログ書くの、けっこう楽しい。
書きたいことがたくさんあるから、どれから書こうかな、どうやって書こうかな、って考えている時間がもう楽しい。
2回目の今回もカードゲーム関連。
タイトルにもある通り、「デッキ構築のトレードオフ」について。
恐らくこの記事を読んでくれているあなたは、大なり小なりカードゲームに興味があるんじゃないかな、って思う。
昔ちょっとやってた、とか。
今もちょっとやってる、とか。
じゃあここでひとつ質問。
「あなたがプレイしていたカードゲーム、デッキに同じ名前のカード何枚入れられましたか?」
私は、デュエルマスターズ、遊戯王、ヴァンガード、ポケカ、マジックザギャザリング、バトスピと、いろんな種類のカードゲームを遊んできた。
これらは、ひとつのデッキに同じ名前のカードを3枚ないし4枚入れられるカードゲーム。
じゃあ、ここでもうひとつ。
「3枚ないし4枚(つまり最大枚数)入れていたカード、ひとつのデッキに何種類くらいありました?」
これが今回のポイント。
言い換えると、デッキに入っていたカードの種類がどれくらいあったか、という点。
たとえば、40枚のデッキで、同じ名前のカードを4枚入れられるカードゲームだった場合。
全部のカードを4枚ずつ入れたら、デッキに入っているカードは10種類になる。
逆に、その10種類をそれぞれ2枚だけにして、新しいカードを2枚ずつ10種類入れると、デッキに入っているカードは20種類になる。
じゃあ
カードが10種類のデッキをAデッキ
カードが20種類のデッキをBデッキ、とすると
どちらのデッキが強いだろうか。
「4枚入れるべきカードを4枚入れてないからBの方が弱い」というのはここでは抜きにして、単純にカードの種類を比較してどうなるか。
あえて答えるなら、その答えは「デッキによる」という感じになるけど、そんなつまらない話をするためにここまで書いてきたわけではない。
大事なのはその先。
結論から言えば、
「Aデッキの方は、やりたいことを実現する力は強いが、対応力が低い」
「Bデッキの方は、対応力は高いが、やりたいことを実現する力は弱い」
となる
Aデッキから見ていくと、デッキのやりたいことを実現するカードが最大枚数入れてあり、デッキを動かすのに最低限必要なカードだけで組まれているから、引きたいカードもしっかり引けるだろうし、確かに強く見える。
でも、対戦相手の違いや手札に来るカードの違いによって無数に生まれるゲーム進行パターンに、たった10種類のカードで対応しなければならない。
下手したら詰みだってあり得る。
Bデッキは、カードが20種類も入っているので、いろんな対戦相手、いろんなゲーム展開に、そのとき一番適切なカードを選べる対応力の高さが魅力。
でも、デッキのコンセプトとなるカードを引きにくく、対応はできてもやりたいことができなくて、結局何がしたいのかわからないままそのうちジリ貧になって負ける。
……お分かりいただけただろうか。
ではここで、タイトルを回収しよう。
「デッキ構築のトレードオフ」
ここまでのことを理解してもらえたなら、このタイトルの意味もきっと見えてくるはず。
デッキに入っているカードの種類を増やしすぎても減らしすぎてもいけない。
この匙加減が、デッキを組む上で最も難しい部分のひとつ。
もちろん、全部のカードを最大枚数入れるのはダメというルールはどこにもないし、逆に、デッキに入れる全部のカードは1枚ずつじゃなきゃダメというルールもない。
あくまでも目安の話。
自分が今組んでいるデッキは、どこまでカードの種類を増やしていいのか、どこまで減らしていいのか、丁度いいところはどの辺か。
こういったことを考えられるようになると、デッキ構築の仕方が変わってくるし、他人のデッキを見る目も変わってくる。
新しい視点を持てるようになると、どんどん強くなるし、どんどん楽しくなる。
これがカードゲームの魅力。
今回はここまで。
ちなみに
やりたいことを実現させるのに特化したデッキを「尖っている」
対応力を高めていろいろできるようにしたデッキを「丸い」
と表現することがある。
カードゲームをプレイしていたら、もしかしたらどこかで聞くかもしれないね。